【9月1日 AFP】米アップル(Apple)の社員がまたしても、人気スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の最新機種の試作機をバーで紛失する失態を演じていたと、IT関連ニュース・サイトCNETが8月31日伝えた。

 CNETによると、試作機はアップル社員が今年7月、米サンフランシスコ(San Francisco)にあるテキーラ・バーで紛失したという。

 アップルは位置情報機能で試作機の行方を追跡し、市内のある住宅を特定した。だが、住民は何も知らないと言い張っており、CNETでは問題の試作機は既に競売サイトのイーベイ(eBay)などで売却されたのではないかと見ている。試作機には数百ドルの値がついた可能性がある。

 アップルは9~10月に次世代機種を発表する予定で、紛失した試作品はこの新モデルだったのではないかとの憶測が飛び交っている。

 アップルでは前年にも、社員が「iPhone 4」の試作品を紛失し、米ITブログサイトのギズモード(Gizmodo)が写真や詳細なスペックを掲載する騒ぎがあったばかり。この試作機をビアホールで拾ったと主張する男と、ギズモードにこの試作機を5000ドル(約38万5000円)で売る契約に関与した男の2人に対しては、カリフォルニア(California)州で刑事訴訟が起こされている。試作機を買ったギズモードのブロガーについては、不起訴となっている。(c)AFP

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