【8月29日 AFP】英ロンドン(London)北西部トリング(Tring)にある自然史博物館(Natural History Museum)の分館で27日、サイの角2本が盗難に遭った――ところが、この角、実は偽物で盗む価値のないものだった。

 ケラチンで出来たサイの角は、漢方薬の原料や装飾品としてアジアを中心とした闇市場で1キロあたり約6万ポンド(約750万円)の高値で取引され、角目当ての密漁も多い。

 欧州では最近、各地で角を狙った盗難事件が相次いでおり、博物館では3か月前に、展示されたインドサイとシロサイのはく製の角をレプリカに交換していた。博物館広報によると、犯人は夜半ごろに1度盗み出そうと試みて失敗し、その後、午前4時ごろに再度盗みに入ったようだという。

 欧州警察機構(ユーロポール、Europol)は、欧州各地の動物園や競売所、古物商、個人コレクターなどを標的に相次ぐサイの角の盗難事件には、アイルランドの犯罪組織が関与しているとみている。(c)AFP

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