【8月29日 AFP】米国最大の都市ニューヨーク(New York)を直撃したハリケーン「アイリーン(Irene)」は28日、熱帯低気圧へと勢力は弱まったものの、依然として風速24メートルと強い雨を伴ったまま移動している。

 これまでの「アイリーン」による死者数は、新たにペンシルベニア(Pennsylvania)州で4人の死亡が確認され18人となった。ペンシルベニア以外の犠牲者数は、ノースカロライナ(North Carolina)州で6人、バージニア(Virginia)州4人、ニュージャージー(New Jersey)州、コネティカット(Connecticut)州、フロリダ(Florida)州、メリーランド(Maryland)州が各1人となっている。

 同日午前に「アイリーン」が通過したニューヨークでは市機能がまひに陥ったが、甚大な被害は免れた。一方、米東海岸部の多くで停電や洪水が発生している。

 洪水が発生している地域は、マンハッタン(Manhattan)の東部および南部、ブルックリン(Brooklyn)で、アミューズメントパークで有名なコニーアイランド(Coney Island)やビーチにも被害が出ている。

 このほか、ロングアイランド(Long Island)南岸の低地部にも、海岸沿いの高級別荘を豪雨や高波が直撃している。洪水は沿岸部だけでなく内陸部でも発生している模様だ。

■ハリケーンの影響「しばらく続く」、米大統領

 こうした事態をうけ、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は「これで終わったわけではないと理解してほしい」との声明を発表。ハリケーンの影響は今後もしばらく続き、復旧作業は数週間かそれ以上、地域によっては数日間の停電が続くと覚悟してほしいと訴えた。(c)AFP/Sebastian Smith