【8月24日 AFP】リビアの反体制派が首都トリポリ(Tripoli)に攻撃を仕掛ける中、イスラエルが占領する中東ゴラン高原(Golan Heights)にあるワニ園では、飼育員たちがリビア情勢を見守っている――このワニ園にはリビアの最高指導者と同じ「ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)」という名のワニがいるからだ。

 このハマト・ガデル(Hamat Gader)ワニ園では、2004年11月にパレスチナ解放機構(PLO)のヤセル・アラファト(Yasser Arafat)元議長が死去した数週間後に、アラファト議長の名をつけられていたワニが息絶えた。

 今のリビアの状況でカダフィ大佐が死亡するようなことがあれば、体長3メートル、体重230キロのワニの「ムアマル・カダフィ」も運命を共にするのではないかと心配する同園では、ワニの「カダフィ」の改名を検討している。

 そもそも何故このワニにカダフィ大佐の名が付けられたのかといえば、カダフィ大佐が自らの政治哲学を著した『緑の書』が出版された1975年生まれで、体が大きかったからである。

 中東最大のワニ園ハマト・ガデルには、世界中から約200種のワニが集められている。「カダフィ」の他にも、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露首相からとった「プーチン」や、シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)伊首相からとった「ベルルスコーニ」など世界の指導者にちなんで命名されたワニがいる。

 ワニ園広報によると、このワニの「ベルルスコーニ」は「本当に女たらし」で、「いつも複数のメスのワニと一緒にいる」そうだ。(c)AFP