【8月18日 AFP】アルゼンチン北西部の観光地サルタ(Salta)を休暇で訪れていたフランス人女性2人が7月29日に射殺体で発見された事件で、犠牲者の遺体から採取されたDNA鑑定結果が17日に発表された。

 遺体で見つかったのは、ウリア・ムムニ(Houria Moumni)さん(24)とカッサンドル・ブービエ(Cassandre Bouvier)さん(29)。2人の遺体は、サルタ近郊のケブラーダ・デ・サンロレンソ(Quebrada de San Lorenzo)自然保護区でハイカーによって発見された。7月16日に遺体発見現場の近くで銃声が聞こえたとの証言も捜査当局に寄せられている。

 捜査当局によると、2人の遺体から採取されたDNAを分析した結果、アルゼンチン人のツアーガイド、グスタボ・ラシ(Gustavo Lasi)容疑者(24)がムムニさんに性的暴行を加えた可能性を示す証拠が得られた。ブービエさんの遺体からは複数の容疑者のDNAが見つかった。

 弾道検査の結果から、2人の殺害に使われた銃の1つはラシ容疑者が所有するライフルだったことが既に判明している。

 この事件ではグスタボ容疑者のほか、同容疑者の父親ワルテル・ラシ(Walter Lasi)容疑者(42)、恋人のマリア・フェルナンダ・カニサレス(Maria Fernanda Canizares)容疑者(24)、マリア容疑者の弟フェデリコ・カニサレス(Federico Canizares)容疑者(23)、ツアーガイドのダリオ・ラモス(Dario Ramos)容疑者(47)、庭師のサントス・ベラ(Santos Vera)容疑者(37)、建設作業員のダニエル・ビルテ(Daniel Vilte)容疑者(24)、農園労働者のラウル・サルミエント(Raul Sarmiento)容疑者(45)の計8人が拘束されているが、いずれもまだ起訴はされていない。

 人口65万人の静かな観光地で起きた殺人事件に、サルタの住民は大きな衝撃を受けている。(c)AFP