【8月18日 AFP】ロシア初のステルス戦闘機「スホイ T-50(Sukhoi T-50)」の初の公開飛行が17日、モスクワ(Moscow)近郊ジュコフスキー(Zhukovsky)で開催中の国際航空ショー「MAKS」で、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が見守るなか行われた。

   「T-50」は、ロシアとインドが共同開発した機体。初飛行は前年、ロシア極東の空軍基地で行っているが概要は長らくベールに包まれたままで、今回「MAKS」で初めて一般公開された。

 露政府が150機、インドが200機の発注を予定しており、露政府高官によると量産開始は2016年末を見込んでいる。一方、露空軍司令官は今後3年以内には納入が始まるだろうとの見方を示している。

 国営メディアによると、1機当たりの価格は1億ドル(約77億円)以下に抑えられる見通しで、米最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター(F-22 Raptor)」の1億4000万ドル(約107億円)に比べ、安価となっている。(c)AFP/Dmitry Zaks