【8月16日 senken h】誰でも持っているスニーカーだけど、さまざまなフットウエアの登場でふと気が付くと遠ざかっていませんか。その間も進化を続けていたスニーカーやシューズの秋冬新作を一挙紹介。個性的なフェースのラインアップ、ついつい欲しくなってしまいそう。三原康裕(Yasuhiro Mihara)さんのインタビューも掲載。

■ 潔いたたずまいを感じさせるスニーカー/リズム フットウエア
 バルカナイズド製法のソールに独特なデザインのアッパーのデザインが特徴。

■脈々と続く、ブレないデザイン/PF フライヤーズ
 クラシックなデザインと落ち着いたモスグリーンが、秋のコーディネートにマッチする。

■履くだけでワクワクしてくるデザイン/メレル
 カラフルで丸みを帯びたデザインが特徴のコンフォートシューズ。内部にメッシュ素材を使用し快適性も抜群で、野フェスにオススメ!

■レインブーツだけじゃない!/ハンター
 長靴の「ハンター」からフェミニンなパンプスモデルが登場。ヒールの留め金がアクセントに。

■トレッキングとスニーカーのリミックス/パラブーツ
 トレッキングブーツのホールド感としなやかさをミックスしたロッククライミング用の靴をカラフルなスエード仕様に作り変え、クロスオーバーしたアウトドアの表情を見せる。

■クロスオーバー・アウトドア/ディエッメ
 フック式のシューレースやくるぶしまでホールドするアッパーに、スカイブルーのスエードとスニーカー仕様のソールを組み合わせたユニークな1足。

■弾けだす!ジャパンメード/スピングル ニーマ
 ゴールドのドットが輝く。ソール部にもゴールドのラメを含むこだわったハイカットや、上品な雰囲気もだだようハイヒールスニーカーなど個性的なデザイン。

■鮮やかなアーチが機能の真髄/エムビーティー(MBT)
 運動効果を高めるだけでなく、イエローの差し色が目を引くカラーコンシャスなデザイン。(c)senken h/text:加藤陽美

◇スペシャルインタビュー
「スニーカー――憧れ追い求めたファッションの原点」/デザイナー・三原康裕さん
 小さい頃からとにかく靴が好きでしたが、とくにスニーカーに対しては熱狂的でした。忘れもしない83年、小学生の頃に初めて買いたいと思った物もスニーカーです。映像や雑誌で見るブレイクダンサーやミュージシャン、パンクバンドやスケーターたちが履いているスニーカーを見ては憧れ、探し求めましたよ。僕にとってスニーカーはいろいろな意味でアンダーグラウンドなものであり、サブカルチャーの象徴。崇高なイメージでしたね。

 革靴を作るようになっても、履き心地がスニーカーのような革靴や、スニーカーに見える革靴を作ったりと、ずっとスニーカーの事が頭にありましたし、革靴とスニーカーの両方を知らなければ新しい事は出来ない。未来を作る作業を担う一人として、新世紀の靴デザイナーにならなければ…。そう思って12年前、「プーマ (PUMA)」とのプロジェクトを始め、「プーマ バイ ミハラヤスヒロ」がスタートしました。海外から輸入された物だけを履く時代が終わり、日本で企画されたスニーカーが世界で売られる時代が来る。スニーカーにはその可能性があるし、日本人はかっこいいスニーカーを作れると僕は思いました。

 靴は常に革新的な時代の技術が集約されますが、とりわけスニーカーは新しい独自の文化を築いています。ランニングや自転車など、スポーツという概念から派生した新しいライフスタイルを生み出し、テクノロジーの進化によって新しい道を見いだそうとしています。僕はそうした新たなスニーカーの世界を推進していきたいです。(c)senken h/text:加藤陽美

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