【8月14日 AFP】米共和党のリック・ぺリー(Rick Perry)テキサス(Texas)州知事が13日、米国の「経済的惨状」はバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に責任があると述べて、2012年の米大統領選への立候補を正式に表明した。

 ペリー氏は、出馬をまずオンライン上で表明。その数分後に始まったサウスカロライナ(South Carolina)州での遊説で、数百人の支持者を前に「国の悲劇を和らげるのでなく、長引かせた」現職の大統領に「ピンクスリップ(解雇通知)」を発行し、米国民を職場に戻すと約束して、大統領選への立候補を正式に表明した。

「失業率、税金、財政赤字、それに敵意のある国へのエネルギー依存率が増えることにさらに4年も耐えることはできないし、またそうしてはならない」と、ペリー知事は主張した。

 ペリー氏は財界寄りで、社会的には保守派。実質的には数か月前から選挙運動を行ってきていた。ミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事とともに最有力候補とみられるペリー氏の正式な立候補表明で、2012年米大統領選の共和党候補指名争いはいっそうの混戦模様となっている。(c)AFP/Matt Tomsic