【8月13日 AFP】太平洋に浮かぶ世界最小の共和国、ナウル共和国に「ちょっと甘い物とソフトドリンクが欲しくて」ヘリコプターで舞い降りたオーストラリア人のパイロットが10日、不法入国などの容疑で逮捕された。

 11日の豪ABC放送が伝えたナウル共和国報道官の発表によると、この24歳のオーストラリア人男性は2か月にわたり、同国近海で操業する台湾の漁船で働いていた。

 甘い物に飢えていた頃、街並みのある「島」が見えたため、「ちょっとしたスナック」を買いたいと思い、友人と2人でヘリコプターで浜辺に着陸。近くにあったナウルで一番大きなスーパーマーケットでチョコレートとソーダを買い、ヘリコプターに戻ったところ、警察が彼らを待っていた。

 2人はヘリコプターを押収され、拘置所で一夜を明かすはめになった。無許可着陸と移民法違反の罪で10万豪ドル(約790万円)の罰金が科される恐れがある。(c)AFP