【8月11日 AFP】ノルウェーのスバルバル(Svalbard)諸島で5日朝、英国からキャンプに来ていた英国の学生らの宿営地がホッキョクグマに襲われ、17歳の少年1人が死亡、4人が重傷を負った。ホッキョクグマは引率者に射殺された。

 16~20歳の若者と引率者ら14人は、英国の学校野外活動団体「British Schools Exploring Society」の活動の一環で同地を訪れ、フォンポストブレーン(Von Postbreen)氷河近くでキャンプをしていた。

 このうち、ホッキョクグマに頭をかまれた16歳の少年は10日までに、頭蓋骨に刺さったクマの歯を取り除く手術を受けた。この少年の父親が英BBCラジオに語ったところによると、少年は体重250キロもあるホッキョクグマと格闘になり、クマの鼻面をなぐる奮戦ぶりを見せたが、頭にかみつかれるなどして耳や目に重傷を負った。手術はノルウェーで行われ、頭蓋骨の一部のほか、刺さったクマの歯数本を除去したという。

 少年は既に帰国しており、歩けるまで回復して生意気も口にするようになったという。その一方で、父親は少年の心の傷が心配だと話した。(c)AFP