【8月4日 AFP】反体制デモ参加者の殺害指示や不正蓄財の罪に問われたエジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領(83)の初公判が3日、首都カイロ(Cairo)の警察学校に設置された法廷で始まった。心臓の治療のために保養地シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で入院していたムバラク被告は、ストレッチャーに乗せられたまま法廷に入り、横たわった状態で罪状を全面否認した。

 法廷には被告人用の大きな鉄製ケージが設けられた。1月25日に始まった民主化要求デモで退陣に追い込まれたムバラク被告は、デモ参加者殺害を指示した罪に関し、無罪を主張。この日、出廷した長男のアラア(Alaa)被告と次男のガマル(Gamal)被告も汚職の罪について全面否認した。ムバラク被告が公に姿を現したのは2月11日に辞職して以来。

 裁判会場の外では、ムバラク支持派と反体制派の小競り合いが起き、数人が負傷した。屋外に設置された大型スクリーンには、デモ弾圧の犠牲者の遺族を含む大勢の人々が集まり、裁判の様子を見守っていた。(c)AFP/Samer al-Atrush