【7月25日 AFP】ノルウェー全土で25日、22日の爆弾爆発と銃乱射で死亡した93人の犠牲者を追悼する1分間の黙とうが捧げられた。

 首都オスロ(Oslo)の大学で開かれた追悼式典にはイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)首相とハラルド5世国王(King Harald V)が出席し、数千人が参加した。

 ストルテンベルグ首相は「政府庁舎周辺とウトヤ(Utoeya)島で死亡した犠牲者たちを追悼し、1分間の黙とうを宣言する」と述べ、ノルウェー全土では、証券取引所から空港、鉄道の駅などで一斉に黙とうが捧げられた。首相と国王らは黙とう後、大学構内に入り、記帳を行った。

 自動車爆弾の爆破とウトヤ島での銃乱射を長期間かけて計画し、単独で犯行を実行したと供述するアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)容疑者(32)は、現地時間午後1時(日本時間午後8時)ごろ、オスロの裁判所に初出廷する。審理は非公開で同容疑者の罪状認否が行われる。(c)AFP