【7月25日 AFP】米オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)の住宅周辺から女性11人の遺体が発見された事件で、同地の裁判所の陪審員は24日、アンソニー・ソーウェル(Anthony Sowell)被告(51)に殺人や死体遺棄など82件の容疑について有罪の評決を言い渡した。

 検察側は、ソーウェル被告は単独犯で、性的な動機から女性たちを殺害したと主張していた。陪審団は15時間に及ぶ議論の末、加重強盗罪1件のみを無罪とし、残る82件の容疑を有罪と判断した。量刑決定の審理は8月1日からで、死刑が言い渡される可能性がある。

 女性11人の遺体は、ソーウェル被告が逮捕された2009年10月以降、被告の自宅や裏庭から発見された。ソーウェル被告の自宅周辺では死臭が漂っていたが、被告は当時、付近にあるソーセージ工場からの臭いだと主張していた。(c)AFP

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