【7月19日 AFP】大友克洋(Katsuhiro Otomo)氏の人気SF漫画『AKIRA』の米ハリウッド版実写映画で、スペイン人のジャウム・コレット・セラ(Jaume Collet-Serra)氏が監督に決まったと、米エンターテイメント業界誌「バラエティ(Variety)」が報じた。原作者の大友氏も、製作責任者として米国版の製作に参加するという。

 ワーナー・ブラザーズ(Warner Brothers)が製作する実写版『AKIRA』は、カルト的な人気を誇る1988年の日本版劇場アニメ『AKIRA』を下敷きに、設定を「ネオ東京」から「ニュー・マンハッタン」に置き換えたもの。暴走族のリーダーである主人公が、手術を受けて超能力を身につけた友人を助けようとするというあらすじだ。

 コレット・セラ監督は、これまで『蝋人形の館(House of Wax)』(2005年)や『エスター(Orphan)』(2009年)などのホラー映画を手がけた。最新作は、リーアム・ニーソン(Liam Neeson)が主演した『アンノウン(Unknown)』。(c)AFP