【7月14日 AFP】ほとんどのがんで、男性のがん患者は女性のがん患者よりも死亡率が高いとする研究結果が12日、米がん学会(American Association for Cancer ResearchAACR)の学会誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers and Prevention」に発表された。

 米国の研究チームは、36種類のがんについて、患者の5年後の生存率を調べた。その結果、男女の開きが最も大きかったのは口腔がんで、死亡の割合は女性1人に対し男性5.51人だった。次いで開きがあったのは喉頭がんで、女性1人に対し男性5.37人。以下、下咽頭がん(同4.47人)、食道がん(同4.08人)と続いた。

 この傾向は、死亡率が最も高いがんにも見られた。肺がん患者の5年後の死亡割合は女性1人に対し男性2.31人、結腸直腸がんでは女性1人に対し男性1.42人だった。

 また、すい臓がんは女性1人に対し男性1.37人、白血病は同1.75人、肝がんでは同2.23人だった。

 研究者らは、このような男女差が生まれる原因を特定するのは難しいとしながらも、腫瘍の振る舞いが男女で違う可能性、メディカルチェックを定期的に受ける確率が男女で違う可能性を挙げた。

 この研究によると、米国では、がんと診断された時点で、女性よりも男性の方でがんが進行している可能性が高いという。(c)AFP

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