古代鳥類の化石からヒトも持つ色素の痕跡、国際研究
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【7月6日 AFP】国際研究チームが、1億年以上前に生息した鳥類の化石から、ヒトを含む現代の生物にも見られる色素の痕跡を発見したと、6月30日の米科学誌サイエンス(Science)に発表した。
研究チームは、米スタンフォード大(Stanford University)が運営するSLAC国立加速器研究所(SLAC National Accelerator Laboratory、米カリフォルニア州)でシンクロトロン放射光を使って、約1億2000万年前に生息したくちばしを持つ最古の鳥、孔子鳥(Confuciusornis sanctus)と、約1億年前に生息した現在のカイツブリのようなGansus yumenensisの化石を調査した。
その結果、茶色の瞳や黒い髪にみられるユーメラニン(eumelanin)という色素の化学的な痕跡が見つかったという。当時の生物の生化学的特徴を知るヒントとなり、食べていた餌や生息環境の理解を深める上で役立つという。
研究チームの1人、英マンチェスター大(University of Manchester)のRoy Wogelius氏は「この色素は、太古の昔から発展して、いまの地球上にいる生物も活発に合成している。現代に生きるわれわれと、古代の生物を直接結ぶものだ」と話している。(c)AFP
研究チームは、米スタンフォード大(Stanford University)が運営するSLAC国立加速器研究所(SLAC National Accelerator Laboratory、米カリフォルニア州)でシンクロトロン放射光を使って、約1億2000万年前に生息したくちばしを持つ最古の鳥、孔子鳥(Confuciusornis sanctus)と、約1億年前に生息した現在のカイツブリのようなGansus yumenensisの化石を調査した。
その結果、茶色の瞳や黒い髪にみられるユーメラニン(eumelanin)という色素の化学的な痕跡が見つかったという。当時の生物の生化学的特徴を知るヒントとなり、食べていた餌や生息環境の理解を深める上で役立つという。
研究チームの1人、英マンチェスター大(University of Manchester)のRoy Wogelius氏は「この色素は、太古の昔から発展して、いまの地球上にいる生物も活発に合成している。現代に生きるわれわれと、古代の生物を直接結ぶものだ」と話している。(c)AFP