【7月1日 AFP】アフリカ連合(AU)首脳会議が30日、赤道ギニアの首都マラボ(Malabo)近郊で2日間の日程で開幕し、各国首脳がリビアの紛争解決に向け、停戦と交渉を盛り込んだロードマップ(行程表)について協議した。

 リビアからは、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐率いる現行政権と、ゲストとして招かれた反体制派の代表者が出席。反体制派は会議で、カダフィ大佐の退陣を強く訴えた。

 会議では、フランス当局によるリビア反体制派への武器供与や、国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)によるカダフィ大佐ら3人への逮捕状発行に対し、非難の声が上がった。

 AU委員会のジャン・ピン(Jean Ping)委員長は、フランスが供与した武器が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の手に渡る恐れがあると警告。逮捕状発行に関しては「事態を複雑にする」との見解を示した。(c)AFP/ Bronwen Roberts