【6月21日 AFP】英北部スコットランドで、現金自動預払機(ATM)で引き出した数万円分の紙幣に偽札の疑いがあるといわれた男性が、紙幣をトイレに流したところ、後に本物だったことが発覚した。

 英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によると、スコットランド沖ルイス島(Isle of Lewis)で、サラリーマンの男性が20ポンド札で計約200ポンド(約2万6000円)をATMから引き出した。この紙幣をロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(Royal Bank of ScotlandRBS)で使おうとしたところ、偽札が出回っているとの警告が出ていたため受け取りを拒否された。

 男性はスコットランド銀行(Bank of Scotland)にも出向いたが、ここでも同様に紙幣は受け取ってもらえなかった。このため、男性は紙幣を破ってトイレに流した。

 スコットランド銀行の広報は「(男性が持ってきた)紙幣数枚に疑わしい点が見られたため、市場への流通を防ぐため予防措置として保管した」と説明。その後、その紙幣を重大組織犯罪対策庁(Serious and Organised Crime AgencySOCA)が調べた結果、本物だったことが分かった。

 これを知った男性は、「偽札を見分けるための行員に対する適切な訓練を怠った」と銀行を批判。さらに、紙幣をトイレに流したのは偽札の流通を防ぐための「市民の義務」だったと説明した。(c)AFP