【6月18日 AFP】乗客119人を乗せた中国発ソウル(Seoul)行きの韓国・アシアナ航空(Asiana Airlines)機が17日、同国北西部喬桐島に駐留する韓国軍から、北朝鮮機と誤認されて10分間にわたって発砲を受けた。射程外だったため、機体に損傷はないという。

 喬桐島は北朝鮮との境界からわずか1.7キロ南にある。アシアナ航空機は、仁川国際空港(Incheon International Airport)に着陸するために高度を下げ、喬桐島の12キロ南のJumun島の上空を飛行していたところを、韓国軍にK2ライフルで射撃された。

 韓国の聯合(Yonhap)ニュースによると、海兵隊幹部は「Jumun島上空に航空機が現れたとき、韓国軍兵士は北朝鮮機と間違えて銃撃した。銃撃は10分間続いたが、射程外だったので、航空機へのダメージはなかった」と語った。

 航空管制当局者はAFPの取材に、アシアナ航空が「通常の飛行をしており、通常のルートから外れてもいなかった」と述べた。(c)AFP/Park Chan-Kyong