【6月13日 AFP】民主化要求デモが高まりをみせるシリアで、国営テレビは12日、政府軍がトルコとの国境に近い北部ジスル・アッシュグール(Jisr al-Shughur)を掌握したと報じた。

 国営テレビによると、政府軍は同日、ジスル・アッシュグールを完全に制圧。その後も、近隣の森林や山岳地帯に逃げ込んだ「武装分子」を追っているという。また、市内から埋められた遺体が大量に見つかり、このなかには治安要員10人の切断遺体が含まれていたという。

 一方、人権活動家らの話によると、ジスル・アッシュグールでは12日朝から、政府軍がヘリコプターや戦車200両を投入し激しい銃撃および砲撃戦が展開されていたという。

 ジスル・アッシュグールがある北西部イドリブ(Idlib)県は、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領への反発が特に強く退陣要求デモが高まっており、政府は6日、「武装ギャング」が警察官120人を殺害したと発表、軍事作戦を展開していた。(c)AFP

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