【6月10日 AFP】(写真追加)インターネット上で人気者となった寄り目のフクロネズミ「ハイジ(Heidi)」が9日、ドイツ東部ライプチヒ(Leipzig)にあるライプチヒ動物園(Leipzig Zoo)で一般公開より一足早くメディアデビューを飾った。

 大勢のカメラマンやテレビカメラが待ち構えるなか、ハイジは飼育おりの中から一瞬顔をのぞかせた後、飼育員の手によって新たな住まいとなる同動物園の熱帯動物館「ゴンドワナランド(Gondwanaland)」に放された。

 7月1日に開館する「ゴンドワナランド」では、1.6ヘクタールの敷地内で1万7000種の希少植物やオセロット、ワニなど300種余りの生物が観賞できる。ドイツでコモドドラゴン(オオトカゲ)が見られるのも、ここだけだ。

 まだ一般公開されたことのないハイジは、インターネット動画で一躍人気物となり、米SNSフェイスブック(Facebook)のページではアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相を3倍上回る32万6000人ものファンを集めている。

 ライプチヒ動物園では、ベルリン動物園で大人気を博したホッキョクグマのクヌート(Knut)のような「動物園の顔」にハイジがなることを期待している。(c)AFP