ムーディーズ、日本国債の格下げ検討
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【5月31日 AFP】米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's Investors Service)は31日、日本政府の財政赤字を抑え込む能力に疑問を表明し、3か月以内に、日本国債の格付けを現在の「Aa2」から引き下げることを検討していると発表した。
発表で、東日本大震災と原発事故への対応をめぐって批判にさらされている菅直人(Naoto Kan)首相は、いっそうの圧力にさらされることになる。
ムーディーズは「経済成長見通しの悪化や、政策対応の弱さにより、財政赤字削減の目標達成はより困難になったとの懸念が高まったことから、検討が決まった」と声明で述べた。
「効果的な戦略がなければ、すでに他の先進国よりもはるかに高いレベルにある(日本の)財政赤字は、容赦なく増えることになる」
ムーディーズは2月に、「Aa2」に格付けられている日本国債の見通しを、「安定的」から「ネガティブ」に引き下げており、専門家らは格付けが引き下げられるだろうと予測していた。(c)AFP
発表で、東日本大震災と原発事故への対応をめぐって批判にさらされている菅直人(Naoto Kan)首相は、いっそうの圧力にさらされることになる。
ムーディーズは「経済成長見通しの悪化や、政策対応の弱さにより、財政赤字削減の目標達成はより困難になったとの懸念が高まったことから、検討が決まった」と声明で述べた。
「効果的な戦略がなければ、すでに他の先進国よりもはるかに高いレベルにある(日本の)財政赤字は、容赦なく増えることになる」
ムーディーズは2月に、「Aa2」に格付けられている日本国債の見通しを、「安定的」から「ネガティブ」に引き下げており、専門家らは格付けが引き下げられるだろうと予測していた。(c)AFP