【5月26日 AFP】ニュージーランド北島(North Island)のオポティキ(Opotiki)で21日、トラック運転手の尻に圧縮空気ノズルが突き刺さり、体が風船のようにふくらむという風変わりな事故があった。

 入院中のスティーブン・マコーマック(Steven McCormack)さん(48)は、25日の地元紙Whakatane Beaconに一部始終を語った。

 それによると、トラックの荷台で作業をしていた時、滑って、運転台と荷台の間に落下した。そのはずみで、ブレーキに圧縮空気を送るホースが外れ、ホース先端のノズルが左の尻に突き刺さった。

 そのため、圧縮空気が体内へ猛烈な勢いで送り込まれ、体がみるみるサッカーボールのようにふくらんでいった。首と四肢もぱんぱんになった。「このまま爆発するのではないかと思いました。ただ横たわっているしかありませんでした」

 マコーマックさんの悲鳴を聞いて駆けつけた同僚たちが、すぐさま圧縮空気を止め、ふくれた首を氷枕で冷やした。救急隊員はノズルを引き抜き、病院へ搬送。医師はけがの手当てをするとともに、この不慮の事故で液体がたまっていた片方の肺から液体を抜く治療を行った。

■皮膚はまるで「ローストポーク」

 医師からは後日、空気が脂肪と筋肉を分離していたと聞かされた。皮膚の破裂は奇跡的に免れた。皮膚の表面は硬く、無数のひび割れが入っているが、その下は柔らかさを保っているという。マコーマックさんは「まるでローストポークみたいだった」と話している。

 病院側は、「下手をすると命を落としていたかもしれない。彼はラッキーです」とのコメントを出している。(c)AFP