米F35、開発コスト10年で倍増 「負担できない」と米国防総省
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【5月20日 AFP】米軍の主力戦闘機として開発中の次世代戦闘機「F35(F-35 Joint Strike Fighter、JSF)」について、米国防総省のアシュトン・カーター(Ashton Carter)国防次官(調達・技術・兵たん担当)は19日、開発費が「高額になりすぎて負担しきれない」として、計画の見直しが必要だと指摘した。
国防総省では計2443機の導入を計画しているが、カーター国防次官によると、約10年間の開発期間を経て、1機あたりの開発費は倍増したという。
国防総省の担当者によれば現在、開発総額は3850億ドル(約31兆円)に達し、1機あたり不変価値で1億300万ドル(約84億円)にまで膨らんでいる。
ジョン・マケイン(John McCain)上院議員(共和党)は、当初の1機あたり開発費が6900万ドル(約56億円)だった点を指摘。現在の開発コストは「非常に厄介だ」と述べ、財政状況を考慮すれば現状の開発計画を継続するべきではないとの見方を示した。(c)AFP
【関連記事】次世代戦闘機F35開発に集まる批判
国防総省では計2443機の導入を計画しているが、カーター国防次官によると、約10年間の開発期間を経て、1機あたりの開発費は倍増したという。
国防総省の担当者によれば現在、開発総額は3850億ドル(約31兆円)に達し、1機あたり不変価値で1億300万ドル(約84億円)にまで膨らんでいる。
ジョン・マケイン(John McCain)上院議員(共和党)は、当初の1機あたり開発費が6900万ドル(約56億円)だった点を指摘。現在の開発コストは「非常に厄介だ」と述べ、財政状況を考慮すれば現状の開発計画を継続するべきではないとの見方を示した。(c)AFP
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