【5月12日 AFP】(一部更新)スペイン南部で11日午後6時47分(日本時間12日午前1時47分)ごろ、マグニチュード(M)5.1の地震が発生し、建物の倒壊などで少なくとも8人が死亡、2人が重傷を負った。けが人も多数出ているもようだ。現地の当局は当初、この地震で10人が死亡したと発表していたが、その後訂正した。

 震源の深さは約10キロで、震源地に近い南東部のロルカ(Lorca)では多数の建物が全半壊した。被害はロルカとトタナ(Totana)を中心に、アルバセテ(Albacete)やベレスルビオ(Velez-Rubio)にも及び、首都マドリード(Madrid)でも揺れを感じた。

 2時間前にはこの付近でM4.4の地震が発生していた。

 同国でこれほどの規模の地震が発生したのは、南部アルボロテ(Albolote)で11人が死亡した1956年4月19日の地震以来のことだ。(c)AFP/Jorge Guerrero