【4月29日 AFP】サッカーJリーグ1部のベガルタ仙台(Vegalta Sendai)が29日、東日本大震災で被災した宮城県仙台市で、震災後初となる本拠地でのリーグ戦を行い、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)を1-0で下した。

 ベガルタの本拠地である仙台を含めた東北地方太平洋沿岸を襲った大震災から約50日、ベガルタの本拠地ユアテック・スタジアム仙台(Yurtec Stadium Sendai)に選手が帰ってきた。

 村井嘉浩(Yoshihiro Murai)宮城県知事は、試合前にピッチに立ち「復興へのキックオフ」を宣言した。

 1万8000人を超える観客の中、ベガルタは前半40分に太田吉彰(Yoshiaki Ota)がこの試合唯一の得点を挙げた。太田は試合後に「絶対負けてはいけない試合に勝てて嬉しい」と語った。

ベガルタは、23日に行われた震災後最初のリーグ戦では、川崎フロンターレ(Kawasaki Frontale)を2-1で下している。(c)AFP