【4月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2010-11（UEFA Champions League 2010-11）準決勝、レアル・マドリード（Real Madrid、以下レアル）対FCバルセロナ（FC Barcelona）第1戦。試合はリオネル・メッシ（Lionel Messi）が2得点を挙げたバルセロナが2-0で勝利し、決勝進出に大きく前進した。

　後半16分にレアルのペペ（Pepe）が退場となり数的優位に立ったバルセロナは、同31分にイブラヒム・アフェレイ（Ibrahim Afellay）のクロスにメッシが合わせて先制。同42分にはそのメッシが今大会11ゴール目となる追加点を決めた。メッシは、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ（Santiago Bernabeu Stadium）で行われた直近4試合の全てでゴールを決めている。

　レアルのジョゼ・モウリーニョ（Jose Mourinho）監督は、ペペの退場処分に抗議して退席処分を命じられた。レアルが2001-02シーズン以来の決勝進出を果たすには、5月3日に行われるアウェイ、カンプ・ノウ・スタジアム（Camp Nou stadium）での第2戦で大勝しなければならないが、退場したペペに加え、この試合で警告を受けたセルヒオ・ラモス（Sergio Ramos）が累積警告のため第2戦は出場停止となっている。

　モウリーニョ監督は「10人でまた奇跡を起こすのは無理だった。そう、我々は敗れた。カンプ・ノウでは結果を出すために全てを掛けるつもりだが、勝てるとは思えない。ペペとラモスはなにも悪いことはしていないのに出場停止だ。私だって悪いことはしていない。なぜペペが退場させられたのか、その理由を聞きたかっただけだ。なぜあんなことが起こったんだ」と苛立ちながら語った。

　一方、バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ（Josep Guardiola）監督は「決勝まであと1歩だが、まだ（決勝戦の行われる）ウェンブリー（Wembley Stadium）にはたどり着いてはいない。レアル・マドリードをとてもリスペクトしているし、なんでもできるだけの力が彼らにあることは分かっている。彼らを軽く見くようなことはない」と気を引き締めていた。(c)AFP/Phil Seery