【4月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)準決勝、シャルケ04(Schalke04)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United、以下ユナイテッド)第1戦。試合は、ユナイテッドが2-0でシャルケに勝利した。

 ユナイテッドが獲得に動いていると噂されるシャルケのGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)が孤軍奮闘する中、アウェイチームはライアン・ギグス(Ryan Giggs)とウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が後半立て続けに得点を挙げた。この結果、ユナイテッドは5月4日に本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で行われる第2戦に向けて主導権を握った。ユナイテッドは、直近4シーズンで3度目となる決勝進出を狙う。

 準々決勝で前回王者のインテル(Inter Milan)を下したシャルケだったが、ユナイテッドの猛攻を受けて相手GKのエドウィン・ファン・デル・サール(Edwin Van Der Sar)を脅かすことはできなかった。ファン・デル・サールはこの試合で、欧州チャンピオンズリーグでの50試合目の完封を果たしている。

 シャルケが先制点を奪われるのは時間の問題かと思われたが、ハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)のシュートをノイアーがセーブしたボールを、朴智星(Park Ji-sung、パク・チソン)詰めた場面では、内田篤人(Atsuto Uchida)が見事なブロックを見せた。

 しかしユナイテッドは後半22分、ルーニーがシュートフェイントを見せシャルケのディフェンスに間合いを詰められるとスルーパスを出し、それをギグスがノイアーの股下に通し先制点を挙げた。さらにその2分後、右サイドから中央に切れ込んだエルナンデスのボールを受けたルーニーがゴール左にシュートを流しこみ、追加点を挙げた。

 ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は試合後、「非常にプロフェッショナルなパフォーマンスだった。集中力、激しさ、そしてパスはどれも最高だった。全員が途方も無く良いプレーをした」と語っている。(c)AFP/Tom Williams