【4月26日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)とケイト・ミドルトン(Kate Middleton)さんの挙式がいよいよ今月29日に迫った。

 人々の注目は、ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われる結婚式でミドルトンさんが着用するウエディングドレスに注がれている。しかし公邸は、式当日までドレスの詳細を一切明かさない意向を示している。

■永遠に残るドレス
  
 英ヴォーグ(Vogue)誌のアレクサンドラ・シュールマン(Alexandra Shulman)は「彼女のドレスは、単なるウエディング・ドレスではありません。それは、彼女のテイストの象徴であり、ファッションに対する責任であり、不況時における金銭への姿勢を表すものなのです」と分析する。

 英国を拠点に活動するウエディングドレス・デザイナーのカロリーヌ・カスティリアーノ(Caroline Castigliano)も「このドレスは“永遠に残るもの”であることを覚えておかなくてはいけません。彼女は、将来女王になる人物なのですから」と語る。

 デザイナー候補としては、「アレキサンダー・ マックィーン(Alexander McQueen)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるサラ・バートン(Sarah Burton)や、マックィーンの元で修行した後「リベールラ(Libelula)」を立ち上げたソフィー・クランストン(Sophie Cranston)の名がささやかれている。

■式場に負けない迫力も必要

 故ダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)が1981年に結婚式で着用したドレスは、おとぎ話のドレスのようなボリュームたっぷりのデザインだった。一方でミドルトンさんは、現代らしいスリムなシルエットのドレスを選ぶのではと予想される。しかし、挙式をあげるウェストミンスター寺院のゴシック建築とデザインのテイストを合わせる必要もある。

 ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(The Victoria and Albert Museum)でウエディング・ドレスに焦点を当てた展覧会を企画した学芸員のエドウィナ・アーマン(Edwina Ehrman)は「彼女の状況と役割を考えると、ドレスにはドラマティックな要素が必要になります。ウェストミンスター寺院はかなり広いので、ある程度の長さや ボリュームがあるドレスを選択しなければ“小さな点”のように見えてしまうでしょう」と警告する。

■自分のスタイルに忠実に?

 ミドルトンさんは、公式行事に出席する際は、「リース(Reiss)」や「Whistles」といったハイストリート・ブランドのシンプルかつ エレガントなアイテムを着用している。「ハーパース・バザー(HARPER'S BAZAAR)」誌のルーシー・ヨーマンズ(Lucy Yeomans)は「挙式の日も、彼女には自分のスタイルに忠実でいてほしい。自然でフレッシュで、ミニマルだけれども洗練された彼女のスタイルが見たいのです」と語る。

 また、英国の経済は現在も厳しい状況にあるため、派手すぎるスタイルは「無神経」と捉えられる可能性もある。「彼女は『将来の女王に相応しいけれども、やり過ぎでない』という難しいバランスを保たなくてはいけません」とアーマンは語った。(c)AFP/Alice Ritchie

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