【4月24日 AFP】フィリピン南部のミンダナオ(Mindanao)島のパントゥカン(Pantukan)の町に近い山間部で22日未明、豪雨による地滑りが発生し、金の違法な採掘現場や処理施設、住宅、店舗などが土砂に埋まった。これまでに3人の死亡が確認され、19人が行方不明になっている。

 これまでに4人の生存者と1人の遺体が見つかっているが、パントゥカンの町長はさらに生存者が見つかる可能性は少ないと話している。

 24日も軍が約120人の体制で捜索活動を続けているほか、警察官、地元住民、鉱山会社の従業員たちも出て行方不明者を捜している。鉱物資源に恵まれているが経済的に貧しいミンダナオ島では、違法な採掘が横行している。

 付近では2009年5月に豪雨による地滑りで21人が死亡し、今年3月にも地滑りで1人が死亡、5人が負傷していた。(c)AFP