【4月22日 AFP】東京電力(TEPCO)の清水正孝(Masataka Shimizu)社長は22日、福島県を訪れ、福島第1原発の事故後、初めて佐藤雄平(Yuhei Sato)知事や、原発から50キロの郡山市の避難所に暮らす住民らに謝罪した。

 報道陣の前で清水社長と面会した佐藤知事は、清水社長に「ひもじい思い、つらい思いをしていること、本当に分かってますか」と述べた。

 清水社長は深く頭を下げながら、「重大な事故を起こし、被災者の方には震災の被害に加え、さらに物心両面で迷惑をかけていることに深くおわび申し上げます」と謝罪した。

 佐藤知事は目に涙を浮かべながら、福島県の子どもたち6000人が県外に避難を強いられていることを報じた新聞記事を清水社長に見せ、「この気持ちが分かりますか。子どもたちが散り散りになっている。一刻も早く戻ってきたいんです」と述べた。また県内の原発について「現状では再稼働はあり得ない」と清水社長に伝えた。

 清水社長は「1日も早く安心して元どおりの生活ができるよう、原発事故の事態の収束に全力を尽くしたい。その後の補償も、被災された方々の要望に応えられるようしっかり対応したい」と述べた。(c)AFP/Shigemi Sato