【4月18日 AFP】17日投開票されたフィンランド総選挙(1院制、定数200)で、反移民、反欧州連合(EU)を掲げる民族主義政党「真正フィン人党(True Finns)」が6議席から39議席へと異例の大躍進を見せ、第3党に浮上した。

 議会の右派勢力が増したことで、EUが進める財政危機に陥った加盟国への金融支援策に影響を及ぼす可能性がある。今回、議席を増やしたのは真正フィン人党のみ。

 マリ・キビニエミ(Mari Kiviniemi)首相率いる与党・中央党は、事前の世論調査でも予想されていなかった大敗北を喫し、第4党に転落した。代わって、保守系の国民連合が44議席獲得で初めて第1党となり、党首のユルキ・カタイネン(Jyrki Katainen)財務相が次期首相に就任するとみられる。(c)AFP/Aira-Katariina Vehaskari