【4月13日 AFP】サッカー日本代表がコパ・アメリカ2011(2011 Copa America)に出場する見通しとなった。日本代表は、東日本大震災の影響により同選手権の出場を一旦辞退したものの、その後出場を再検討していた。

 Jリーグは震災の影響で延期した5節分の試合を、当初の日程ではリーグ中断期間にあたる7月に行うことにしたが、その時期はコパ・アメリカの開催期間と重なっている。

 日本サッカー協会(Japan Football AssociationJFA)の原博実(Hiromi Hara)強化担当技術委員長は12日、日本のメディアに「Jリーグへの影響を最小限に抑えるため、ある程度の海外組の選手を呼ぶという条件の上で参加するだろう」と述べた。

 また原氏は、南米サッカー連盟(CONMEBOL)が欧州などのクラブチームに対して、所属する日本人選手の代表召集に協力するよう働きかけると約束したと述べた。日本サッカー協会は14日の理事会で最終決定する方針。

 一方、Jリーグは同日開いた実行委員会で、アルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督率いる日本代表に、海外で活躍中の選手を一定数以上招集することを条件に、コパ・アメリカ出場に協力することを決めた。

 理事会メンバーであるJリーグ・ガンバ大阪(Gamba Osaka)の金森喜久男(Kikuo Kanamori)社長は「南米サッカー連盟から国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)への働き掛けなどの話もあり、(JFAの)小倉純二(Junji Ogura)会長から日本サッカー界もやらなければいけないという熱意を感じた。われわれも代表に関して重要視しているし、日本協会の考えを尊重したい」と語った。(c)AFP