【4月10日 AFP】10日の朝日新聞(Asahi Shimbun)によると、東日本大震災で警察が把握している死者のうち、年齢が判明した約8000人を同紙が調べたところ、半数以上の約4400人が65歳以上の高齢者だった。多くが津波の犠牲となったとみられている。

 急速に高齢化が進む日本では人口の4分の1程度を65歳以上が占めている。地方では雇用機会や新たなライフスタイルを求めて長年、若者の都市部流出が続いているため全国平均よりも高齢者の割合がやや高い。

 朝日新聞では、津波の被災地では付き添いがいないなどの理由で身動きがとれなかった高齢者が多かったのではないかと説明している。(c)AFP