【4月10日 AFP】男子ゴルフ今季メジャー第1戦、第75回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2011)3日目。10アンダーの首位からスタートしたロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、4バーディー、2ボギーでスコアを2ストローク伸ばし、通算12アンダーで首位の座を守った。

 2位には通算8アンダーで、ジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)、崔京周(K.J. Choi、チェ・キョンジュ、韓国)、アンヘル・カブレラ(Angel Cabrera、アルゼンチン)、シャール・シュワーツェル(Charl Schwartzel、南アフリカ)が並んでいる。

 日本勢では、アマチュアの松山英樹(Hideki Matsuyama)が5バーディー、1ボギーでスコアを4ストローク伸ばし、通算3アンダーの18位タイに順位を上げた。一方、石川遼(Ryo Ishikawa)はスコアを1つ落とし、通算1アンダーで30位タイとなっている。

 東日本大震災で大会出場見合わせを検討した松山が、自身の求めていた勇気を与えるようなプレーをみせた。東北福祉大学 (Tohoku Fukushi University)に在学する松山は「とても良いプレーができた。自分で予想していたよりも良くやっていると思う。本当に嬉しい」と語った。

 日本人アマチュア選手として初めてマスターズ出場を果たした松山は、今大会でただ一人アマチュアとして予選突破を成功させており、ローアマチュアのトロフィーを手にすることが決まっている。

 パー3の16番ホールで松山が7番アイアンで放ったティーショットは数インチ外れて惜しくもホールインワンを逃したが、バーディーを獲得した。松山は「思ったとおりに打つことができた。近くに行くとは思っていたが、あれほどまで近いとは思ってもみなかった。この美しい場所でプレーできることを本当にうれしく思う」と振り返った(c)AFP/Jim Slater