【4月7日 AFP】日本銀行(Bank of JapanBOJ)は7日、東日本大震災からの復興支援策として、被災地の金融機関に低金利で資金を貸し出す新たな融資制度を創設すると発表した。融資枠は1兆円で、貸出期間は1年。復興資金が十分に行き渡るようにするのが目的。

 景気については「震災の影響により、生産面を中心に下押し圧力の強い状態にある」、「生産設備の毀損、サプライチェーンにおける障害、電力供給の制約などから、一部の生産活動が大きく低下」していると判断し、先月の景気判断から後退させた。政策金利である無担保コール翌日物の誘導目標は、年0~0.1%程度に据え置いた。(c)AFP