【3月23日 AFP】ウィリアム英王子(Prince William)とケイト・ミドルトン(Kate Middleton)さんとの結婚式で、チャールズ皇太子(Prince Charles)夫妻が昨年、学生らに襲われたときに乗っていたロールスロイス車が使用されることが分かった。

 この車は、1977年製のロールスロイス・ファンタムVI(Rolls-Royce Phantom VI)で、ミドルトンさんが結婚式場のウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)に向かう際に使われる。昨年12月9日、同車に乗ったチャールズ皇太子ととカミラ夫人(Camilla、Duchess of Cornwall)を、授業料値上げに抗議し暴徒化した学生が襲った際、白ペンキをかけられたり窓ガラスを割られるなどしたため、現在修理中だという。ちなみに皇太子夫妻は無事だった。

 英王室の公用車係、トビー・ブラウン(Toby Browne)氏は「多少の損傷はあったが、大きな影響はない。結婚式には間に合う」と話すが、特別仕様車であるため、すぐには調達不可能な部品や、作り直さなければならない部品もあるという。

 全ての王室公用車には特定の濃赤色を用いているほか、特注ガラス部品もあるが、ブラウン氏によれば、ほとんど微細な部分で、傍目にはわからない程度だという。

 ウィリアム王子とミドルトンさんの結婚式は来月29日、ウェストミンスター寺院で営まれる。英国でも、30年来で最大の式典となる見通しだ。

 多くの人びとは、式当日が雨天となることを期待している。というのも、雨が降れば、ウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)までの道乗りに、ウィリアム王子とミドルトンさんが「ガラスの馬車(Glass Coach )」を利用する可能性があると、英王室が発表したからだ。

「ガラスの馬車」は、1981年にウィリアム王子の実母、故ダイアナ元妃(Princess Diana)とチャールズ皇太子との結婚式で、ダイアナ元妃をセントポール寺院(St Paul's Cathedral)まで運んだものだ。

 挙式の日が晴天ならば、ウィリアム王子とミドルトンさんは、1902年製のオープンタイプ儀式用ランドー型馬車を使用する予定だ。こちらは、30年前にチャールズ皇太子をセントポール寺院まで乗せ、結婚式を終えた皇太子とダイアナ元妃がバッキンガム宮殿までのパレードに使用したものだ。(c)AFP

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