【3月20日 AFP】アルペンスキーW杯2010-11は18日と19日に男女のシーズン最終戦が行われ、男子はクロアチアのイビツァ・コステリッチ(Ivica Kostelic)、女子はドイツのマリア・リーシュ(Maria Riesch)がそれぞれ総合優勝を果たした。

 コステリッチが1356ポイントで優勝を飾った男子総合では、2位にスイスのディディエ・キュシュ(Didier Cuche)、3位には同じくスイスのカルロ・ヤンカ(Carlo Janka)が続いた。

 1月に7勝して優勝への足場を固めていたコステリッチは、19日に行われたシーズン最終レースの回転で18位に入り、この種目で種目別優勝も果たした。

 男子はコステリッチがシーズン残り5戦としたところで総合優勝をほぼ手中にしていた中、女子はリーシュと総合3連覇中のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)が一騎打ちする展開になっていた。

 この数週間で約200ポイントのリードを失ったリーシュは、16日のダウンヒルで17位に終わると、4位に入ったボンに総合首位の座を明け渡した。しかしながら、リーシュは18日に行われた回転で4位に入り、ボンを3ポイント上回って首位を奪回した。

 本来ならば19日の大回転が女子の最終レースの予定だったが、悪天候のため18日のレースがシーズン最終競技となり、リーシュが栄冠を手にした。

 国際スキー連盟(International Ski FederationFIS)は、「W杯ファイナルで中止されたレースの日程を組み直すことはしない」と発表した。(c)AFP