【3月16日 AFP】英保健当局は14日、3歳の幼児がアルコール依存症と診断されたと発表した。同国史上、最年少のアルコール中毒患者とみられる。患者の個人情報の守秘義務にもとづき、この3歳児に関する詳細は明らかにしていない。

 英国民医療制度(NHS)によると、イングランド中部で2008年から10年の間に12歳未満アルコール中毒例は、この幼児を含めて13人いるという。

 同日には、主要健康推進団体が、酒類暴飲や未成年者の飲酒防止を酒造会社に誓約させることなどを含む取り組みについて、政府の指導力不足を激しく非難した。英国医師会(British Medical AssociationBMA)やアルコール乱用防止に取り組む政府機関Alcohol Concernは、保健省はアルコールに関する政策について酒造会社の言いなりになっていると指摘。これらの対策は的確でも達成可能なものでもないと批判した。(c)AFP