【3月3日 AFP】ショーウインドー内に気に入った商品を見つけたら、指でさして手をひと振りすれば購入できる――。そんな新しい「ウインドーショッピング」が近い将来、実現しそうだ。

 ドイツ北部ハノーバー(Hannover)で開催中の世界最大の情報技術見本市「CeBIT」で公開されたこのタッチスクリーン技術は、赤外線カメラで客の手の動きを認識し、店舗のショーウインドー上のスクリーンに選んだ商品の3D画像を反映させるものだ。

 買い物客は、ショーウインドー前に約1メートル離れて立ち、好きな商品を指させばいい。すぐにスクリーン上に選んだ商品の画像が現れ、サイズ、色、価格などの詳細も表示される。手を少し振ると、3D画像を回転させたり、色を選んだり、類似商品を探したりできる。 

 購入したい商品が決まったら、「レジ」と書かれたアイコンを指さし、スマートフォン(多機能携帯電話)をショーウインドーに当てる。これで、支払い完了だ。

 開発した独フラウンホーファー協会(Fraunhofer Institute)のパウル・ホエツキー(Paul Chojecki)氏は、「個人データを入力する必要がないので安全。しかも簡単で、もちろん年中無休だ」と、新技術の利点について説明。ガラスに触れずに済むため、通常のタッチパネルよりはるかに衛生的でもあると指摘した。「まさにウインドーショッピングの革命だ」

 同氏は、「この技術は今後普及していく。すでに興味を示している大手デパートもある」と述べ、「指さしショッピング」が可能になる時代は2年以内に到来するだろうと予言した。(c)AFP