【3月2日 AFP】京都大学(Kyoto University)など4大学で入試問題が試験中にインターネットの質問サイトに投稿されていた問題で、警察当局は1日、ヤフージャパン(Yahoo! Japan)に対し、投稿者の特定に向けた協力を要請した。

 国内各紙を賑わせているこの問題については、少なくとも1人が試験中に携帯電話を使って「ヤフー知恵袋」に入試問題を投稿し、試験時間内に解答も寄せられていたことがわかっている。投稿は「aicezuki」というハンドルネームで行われており、協力者がいた可能性についても指摘されている。

 読売新聞(Yomiuri Shimbun)によると、警視庁と京都府警は1日、ヤフーに対し、掲示板への接続記録などの提出を求めた。

 共同通信(Kyodo News)によると、警視庁と府警はヤフーに対し、既に接続情報などの提供を要請。サイト上の住所に当たるIPアドレスを解析し、投稿者の特定を急いでいる。

 各メディアは、受験者が問題用紙を携帯電話で撮影し、外にいる協力者がこれを文字化して「ヤフー知恵袋」に投稿した可能性も指摘している。(c)AFP 

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