【2月22日 AFP】北米におけるブタクサ花粉症のシーズンが近年、温暖化および秋の到来の遅れにより2~4週間ほど伸びたとする研究結果が、22日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of SciencesPNAS)に発表された。

 研究では、米国アレルギー喘息免疫学会のアレルギー部門とカナダのエアロバイオロジー研究所(Aerobiology Research Laboratories)が行った花粉数調査および両国の気象データをもとに、花粉症シーズンの長さを調べた。

 その結果、1995~2009年の間に、北緯44度以上にある米国北部とカナダで花粉症シーズンが顕著に長期化し、日数が13~27日増えたことが確認された。

 日数が最も増えた都市はカナダ・サスカチワン(Saskatchewan)州サスカトゥーン(Saskatoon)で、2009年は1995年から27日増えた。次いでカナダ・マニトバ(Manitoba)州ウィニペグ(Winnipeg)が25日増加した。

 北半球の高緯度地域で花粉症シーズンが著しく長期化したことは、秋の霜の降り初めが遅くなり、霜のない時期が長期化したことと関連している。国連(UN)の気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate ChangeIPCC)は以前、「北極に近い地域ほど温暖化の程度が激しくなる」と予想していた。

 ブタクサの花粉は温暖な季節に飛来する。米国人の3割がこの花粉症に苦しんでいるとされている。(c)AFP

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