【2月14日 AFP】デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)市はこのほど、老朽化したゴミ処理場の代替施設として、スキー場を併設した斬新なゴミ処理発電施設を建設する案を採用した。2016年の完成を予定している。

 コペンハーゲン郊外の工業地帯に建設されるこの新施設は、ゴミ処理とエネルギー生産の両分野で模範例となることを掲げており、同市の新たな名所になると期待されている。予算総額は35億クローネ(約530億円)で、デンマーク史上最大の環境プロジェクトだ。

 ゴミ処理や環境対応能力などで最新の技術を採り入れ、単なる建て替えではなく、未来型のゴミ処理施設のビジョンを描き出すことを目指した。

 採用された建築デザインはデンマークの建築家ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels)氏のBIG、realities:united、AKT、Topotek 1、Man Made Landによるもので、屋根部分が初心者から上級者まで楽しめる広さ3万1000平方メートルのスキー用スロープとなる。建物の有効利用とともに、ゴミ処理施設と市の関係性を再定義する試みとなっている。(c)AFP