【2月3日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)のタハリール広場(Tahrir Square)で2日、反政府デモ隊と大統領支持派の衝突が発生、政府当局によると3人が死亡、639人が負傷した。

 ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領の退陣を求めるデモ隊が拠点とする同広場では、同日午後から夜にかけて、双方が投石したり、棒や拳で殴り合うなどした。現場にいたAFP特派員などによると、大統領支持派は何の前触れもなくラクダや馬に乗って広場に乱入したという。支持派が建物の屋根やバルコニーからデモ隊に向けてコンクリートブロックを投げ落とす光景も見られた。

 日没後に軍が介入。火炎ビンが投げつけられる中、群衆に向けて放水した。

 一方、前月29日に任命されたばかりのオマル・スレイマン(Omar Suleiman)副大統領は、デモ隊が全員家に帰るまでは、野党との対話は行わないと明言した。(c)AFP/Samer al-Atrush

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