【2月1日 AFP】(一部更新)1月26日以降活発な活動が続いている霧島連山・新燃岳(Shinmoedake、1421メートル)で、1日午前8時前、爆発的な噴火があった。1月26日以降の爆発的噴火は4度目。噴煙は上空2000メートルにまで達した。

 霧島市当局によると、この噴火による空振で付近の学校や市庁舎などの窓ガラス200枚以上が割れた。付近の病院では、割れた窓ガラスで92歳の女性が顔や手にけがをした。

 気象庁はこの噴火を受けて同日午前、火口周辺警報を発表し、これまで火口から3キロとしていた噴石が飛ぶ恐れのある範囲を4キロに拡大した。

 新燃岳の噴火は52年ぶり。新燃岳の東にある宮崎県高原町は31日に付近の住民1158人に避難勧告を出し、1日の時点で学校の体育館や市民会館などに避難した住民は600人以上に上った。(c)AFP