【1月31日 AFP】フランス北西沖の英領(Channel Islands)のサーク(Sark)島が、光害チャネル諸島の小島を「光害ない土地」に認定がなく星が鮮明に見える初の「ダークスカイ・コミュニティー」に認定された。米国に本部を置く国際ダークスカイ協会(International Dark-Sky Association)が31日明らかにした。

 フランスのコタンタン半島(Cotentin Peninsula)の西方、英国南端約130キロ沖のサーク島は、全長約5キロ、幅約2.5キロの小さな島で、車は1台もなく、信号もない。また、各家庭も会社も、光が上向きに漏れないよう努力を重ねてきた。

 その結果、天の川が地平線から地平線までくっきりと見え、明るい星々の間を瞬時に横切る流星もはっきりと識別できるまでになった。

 同協会が前年調査を実施し、晴れてダークスカイ・サイトの仲間入りをしたサーク島は、居住地域としては初めての例だ。ほかのサイトは天文台がある米アリゾナ(Arizona)州フラッグスタッフ(Flagstaff)を除き、すべて非居住地域の自然公園だ。

 島民は、今回の認定により天文ファンが多く押し寄せ、観光が活性化されるのではと期待している。(c)AFP