【1月25日 AFP】ニューヨーク(New York)の病院で生後19日に誘拐され、23年後に自力で実の母親を捜し当てた女性の「育ての母親」が、25日にも誘拐罪で起訴される。

 米連邦捜査局(FBI)によると、アン・ペットウェー(Ann Pettway)容疑者(49)は23日、警察に出頭し、1987年にカーリナ・ホワイト(Carlina White)さんを病院から拉致したことを認めた。動機については「何度も流産してしまい、子どもが欲しくてたまらなかった」と話しているという。わが子として育てるため、出生証明書の偽造も試みたという。

 担当検察官は、「カーリナさんとご両親の失われた時間は戻ってこないが、再会はようやく果たされた。彼らから時間を盗んだ張本人はマンハッタン(Manhattan)の連邦裁判所に起訴されることになる」と話した。

 誘拐罪で有罪になった場合、最低で禁錮20年、最高で終身刑が科される可能性がある。(c)AFP

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