【1月24日 AFP】大統領選の結果をめぐり混乱が続くコートジボワールで24日、国連(UN)などが正式な当選者として支持するアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相が、同国のココアとコーヒーの輸出を1か月間停止する命令を出した。

 コートジボワールは世界一のカカオ豆の生産国。ワタラ氏事務所の声明によると、同国政府は24日から2月23日までココアとコーヒーの輸出を全面的に停止することを命じたという。

 コートジボワールでは、前年11月の大統領選挙後も、ローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)氏が大統領辞任を拒否している。ワタラ氏の事務所は、禁輸措置に違反した生産者や輸出企業は「(バグボ氏の)正統性のない政権に財政支援」をしているとみなすとした。(c)AFP