【1月21日 AFP】米連邦捜査局(FBI)などは20日未明、ニューヨーク(New York)周辺でイタリア系マフィア組織(コーサ・ノストラ)の一斉摘発を行い、メンバーとみられる127人を逮捕した。

 エリック・ホルダー(Eric Holder)米司法長官が同日ブルックリン(Brooklyn)で開いた記者会見で発表したところによると、検挙が実施されたのはニューヨーク市、ニュージャージー(New Jersey)州、ロードアイランド(Rhode Island)州で、FBI捜査官や警官ら800人以上を動員。これまでで最大規模の摘発となった。逮捕容疑は殺人や高利貸し、放火、麻薬密売、恐喝、強盗など。

 ニューヨークにはジェノベーゼ、ガンビーノ、ルチーゼ、コロンボ、ボナーノの「5大ファミリー」と呼ばれるイタリア系マフィア組織があり、1930年代から地元の組織犯罪を支配している。(c)AFP/Sebastian Smith