【1月19日 AFP】ハイチ検察当局は18日、亡命先のフランスから16日に突如帰国したかつての独裁者、ジャンクロード・デュバリエ(Jean-Claude Duvalier)元大統領(59)を汚職と公金横領容疑で訴追した。

 デュバリエ氏は、宿泊先の高級ホテルでハイチの主任検察官と判事から1時間ほど聴取されたのち、裁判所に連行された。手錠はかけられておらず、笑みを浮かべていたという。同氏は検察による取り調べを受けた後、裁判所を後にしたが、この時も手錠はかけられていなかった。

 デュバリエ氏は1971~86年の大統領在任中、貧困国ハイチの国庫から数億ドルを横領したとされる。また、数々の人権侵害を行ったとして人権団体から非難されている。(c)AFP/Clarens Renois

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